不登校をしている我が子が、なかなか朝起きない。完全に昼夜逆転している・・・と悩んでいる方も多いと思います。なので今回は昼夜逆転する心境とその解決方法を記していきます!
と言ってもこれはあくまでも私に限った話であり、多くの不登校児には当てはまらないかもしれません。
「一般的」にはどのような対処をした方が解決しやすいか、を知りたければ専門家が書いている市販の書籍などを参考にして下さい。
ここでは、
もちろんそんな本はとっくに読んでるよ!でもうまくいかなかった・・・という方に向けて、実際に私がどう感じていたかを述べていきます。
昼夜逆転にいたる心境
昼夜逆転してしまうのには様々な理由があり、人によっては起立性調節障害などで身体的にしんどい場合もあります。
ですが今は「健康なのに何故起きないのか。怠けてんのか。」と思われがちな、私のパターンを見ていきましょう。
▶︎ 罪悪感から逃れるため
他の子が学校に行っている昼間は、「自分だけ学校に行っていない」という罪悪感をヒシヒシと感じてしまうもの。親と顔を合わせるのもとても気まずい。しかし夜中だったら他の子も学校に行ってないので罪悪感を感じにくいし、親も寝ているので安心安全。
▶︎ 朝までの時間稼ぎ
寝たらすぐに朝になってしまう。朝になってしまったら、親や先生からいちいち「今日は学校行くの!?休むの!?」と聞かれるので憂鬱な気持ちになります。なるべく朝までの時間を稼ぐために、頑張って寝ないようにします。当然朝には起きられません。
▶︎ ただの夜型、もしくは寝るのが好き
なんだかんだ言って、意外とこれが一番の理由だったりします。こうなるともう・・・。どうすることもできません。笑
そして何より、「布団から出ない」というパフォーマンスをすることで、会話をせずとも「今日は学校に行きませんよ」という強い意思を周囲に伝えることが出来るのが便利なのです。
このような理由があるので、「不登校解決法!」みたいな本でよく書かれている
・まずは3日間、頑張って朝起きて朝日を浴びよう
・眠くなくても早寝する習慣をつけよう
という手段はほとんど効果がありません。起きたくないから起きない。それだけです。朝日を浴びて無理やり起きても、どうせまたすぐ昼寝します。
解決方法
では、「昼夜逆転している生活をどうにかしたいという悩み」を解決するのにいい方法はあるのでしょうか。強いていうならば、
朝起きる理由や楽しみをつくる
ということです。朝に発生する、嫌な出来事をなるべく取り除くことです。朝日を浴びるといいんだよ!などと言われても正直、不登校児は全くときめきません。老人じゃあるまいし・・・そんなことで早起きの習慣がつくわけありません。
実際、平日は昼まで寝てるくせに、日曜日だけはアニメを見るために朝から起きたりもするのはそういうことです。なので自発的に朝起きたくなるような楽しみを見出せたら素敵です。でも平日の朝には早起きしたくなるような楽しいことなどあまりないですよね。大人だって、出来れば寝ていたい。
そして、よく聞いてください。
朝起きられないから学校に行けない訳ではありません。学校に行きたくないから、朝起きないのです。朝起きたからといって学校へ行けるようになる訳ではありませんので、あまり早起きにこだわりすぎないほうがいいと思っています。
(※中には、全く逆の人もいます。体調の都合でどうしても起きることができない。結果、学校に行きたいのに行けずじまいになってしまうという人もいます。一人ひとり事情が違うこと、自分の場合はどうなのか、を冷静に判断することが何よりも大切です)
まとめ
私は、11:30起床・2:00就寝というのが自分にとって一番スムーズな生活サイクルだと自覚していたので、子供の頃は苦労しました。しかし大学時代は午後からの講義ばかりを選び、社会に出てからは、なるべく出社時間の遅い職場を選んだ結果、なんとかやっていけています。
大人になれば、環境は自由に選べるものです。極論を言ってしまえば、早起きなんて必要に応じてすればいい。なので、昼夜逆転でも気にしなくてもいいというのが結論です。
コメントを残す